どうもブルースマンのダリーウメモ です。
さて先日カテゴリー整理をしていたところ、まだブルースブログの「ギターの話」カテゴリが5つしかないことがわかりました。
ダリー
というわけで、今日は簡単にブルースギターにおけるブルースコード進行の説明をしていきます。
ちょっと普通の説明ではないですが興味のある人はどうぞ。
普段ぼくはこんなギターを弾いています。
インスタグラムで外人の方から「このshitはフォローに値するぜ!」と言われた動画です。@dallyumemo I'm Blues man in Japan. #blues #guitar #osaka #ギター pic.twitter.com/RVCjXf1hNb
— ダリーブルース (@DallyUmemo) April 2, 2018
ブルースコード進行の基本。普通は3つのコードしか使いません。要はドとファとソの音階です。
キー(音階)がどんなに変わっても3つのコードです(弾く位置、ポジションは変わりますが)。
本当にドとファとソ…で弾くのならば6弦をルート音(ド)にして8フレット目で弾く事になります。
まーでも基本歌う音程や曲の雰囲気に合わせて音程は変えて行くものですよね。
ずっとドの世界にいてはいけませんので6弦のルート音(元となる音)を変えていくわけですね。
当然6弦だけでなくて5弦がルート音になる事もあります。が、6弦がルート音が多いですね。
参考までに一番わかりやすい6弦開放弦Eをルートにしたブルース。1フレットにカポついてるので正確にはキーEではないですが。
超真面目なブルースギター講座
Key Eブラインドボーイフラーのキャットマンブルース辺りをイメージ。
非常にオーソドックスな弾き語り感。ドミナントからサブドミの音はスイートホームシカゴのやつですね@dallyumemo I'm Blues man in Japan. #blues #guitar #osaka #ギター #ブルース pic.twitter.com/onFLjn0fZU
— ダリーブルース (@DallyUmemo) March 1, 2020
ライトニン・ホプキンスなんかは6弦ルートの曲がほとんどです。
関連:ブルース弾き語りって最初は誰から聴けばいいの?ライトニン・ホプキンスがおすすめです。
ブルースギターでよく使う代表的なルート音は6弦開放Eと5弦開放A。ビッグビルブルーンジーなどは5弦3フレットのCがルートの曲も多い。
KEY E・・・開放弦のE音(要はドレミファの「ミの音」)です。
要はミの音でも「ド」の役割もできるんだ!って事ですね。
ブルースにおいてはこのKEY Eだけ覚えておけば良いくらいの重要なポジションですね。
音階を変えたければ、カポタストを使えって言う。あっ、カポタストはこういうやつですよね。
●KEY A・・・6弦の5フレットがA音(ラの音)です。
そこがいわゆる「ド(ルート音)」になるポジションです。
これもブルースでは定番のポジションでして理由はまー色々と弾きやすいんですよ。詳しくは避けますここでは。
伝説的ブルースマンのロバート・ジョンソンも得意としていたAのブルースです。
関連:ブルースギター弾き語りしたい!おすすめは打田十紀夫さんのデルタブルース教則本ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソンです!!
keyCのブルースも載せておきます。ビッグビルブルーンジーなどに多いです。
超真面目なブルースギター講座
Key C編
6弦ルートじゃないとブルースじゃない!とか言ってる界隈を信用してはなりません。ビッグ・ビル・ブルーンジーが非常によく使うキー。
ポイントはもちろんレの音のチョーキング。
多用可@dallyumemo I'm Blues man in Japan. #blues #guitar #osaka #ギター pic.twitter.com/SJ5Y7ZBwBa— ダリーブルース (@DallyUmemo) March 1, 2020
ブルースの基本的なコード進行について。12小節の構成が多い。8小節進行のブルースもたまにあります。
ブルースは基本的に12小節の繰り返しの音楽形式です。
型が大体決まってます。
これだけ型が決まってたら自由度が低いようにも見えますがまあ、あまり気にならないので楽しんで行きましょう。
さっきのロバートジョンソンはたまに小節形式を守らなかったりしてます(わざと?)。ライトニン・ホプキンスも然りです。でもそれが案外かっこいい効果を生んだりするので面白いです。
さて、ではブルースの基本的進行をここでも文字だけで説明して行きましょう。
ブルースのリズムの刻み方って、基本的にはズッタズッタズッタズッタ♫という「シャッフルビート」というやつなんですが、そこまで文字起こしするとわかりにくいので「ドー」と伸ばした表記で行ってみます。
★代表的なブルース基本進行
ドー|ファー|ドー|ドー|
ファー|ファー|ドー|ドー|
ソー|ファー|ドー|ソー|
※太字の最後の「ソ」は曲の最後では「ドー」に変わります。曲は普通はルート音で終わりますので。
はい。こんな感じです。数えていただくとわかりますが12個小節がありますよね。
1小節には四分音符がとりあえず4個分です。この12小節の中で様々な名演があるわけです。
まあ、かのジミ・ヘンドリクスも言っているようにブルースはただ演奏するだけなら簡単な音楽です。
でもそこにエモーションまで乗せるとなったら話は別です。簡単なだけに奥が深いという例のアレがブルースにも当てはまります。
余談ですが8小節のブルースなんてのもあります。ブルースというか民謡的なテイストです。
ブラインドウィリーマクテルの「Lord send me down an angel」などが有名です。
ちなみに弾くとこんな感じです。
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8小節ブルース
Key A@dallyumemo I'm Blues man in Japan. #blues #guitar #osaka #ギターこれで回して行き弾き語りするのだ pic.twitter.com/olI77bvGMD
— ダリーブルース (@DallyUmemo) March 1, 2020
まとめ:ブルースはとてもプレイするだけなら簡単な音楽です。チャレンジしてみて下さい。
はい。ぼくもこの辺のことがわかったのは30歳超えてからでした。
昔バンドやってた20代前半の頃は一応曲の途中では12小節の最後は「ソ(ドミナント)」で終わらないといけないのにずっと「ド」でまた次の小節展開に行ってました。
要は無知だったのです。
ここまで無知だと、流石に多少ブルースに詳しいお客さんは聞いていて「シーン・・・」となってしまいますので気をつけましょう。
最後にぼくの超おすすめのブルースギター教則本を紹介します。
記事にもしています。みんなもブルースマンになろう!
ブルースギター弾き語りしたい!おすすめは打田十紀夫さんのデルタブルース教則本ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソンです!!
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