どうも、ブルース伝道師のDallyです!35歳から本格的にブルースの弾き語りを練習し始めましたどうも。
ツイッターとかインスタグラムで弾き語りしてます。
さて、今日のお題はデルタブルースの巨人、サンハウスです。
ブルースは死と生をないまぜにしてうめき、叫ぶ音楽である。生死の境界は非常に曖昧。その点がキリスト教倫理観から見れば、非常に「悪魔的」と呼ばれる原因。元々牧師だったサンハウスはそれでもブルースで人生と死を歌ったのだ。悪魔的と言われようとも。
ブルースは悪魔の音楽とかたまに言われるけど、キリスト教の神様以外の神はみんな悪魔って烙印押されてるだけだからね。
異端を許さないという排他的な姿勢。
アフリカの土俗的なところでの信仰に遡ると、死者も生者も境界がなくなってくるわけですが、それがキリスト教倫理観からは我慢ならない
— ダリーブルース@41歳転職活動 (@DallyUmemo) April 29, 2019
さて、いきなりですが、僕も皆さんも100年後には死んでます!
※不老不死の薬ができているとかはナシ「死を見つめよ(メメントモリ)」なんて昔からよく言われてますけれど…。
メメモントモリ(ラテン語)→この世の誰も死んだ経験は無いですので実体験として語ることはできませんがまあ「たまには自分の人生ちゃんと生きてるか考えろ」という意味でしょう。
よく、ブルースは「悪魔的」とか言われますけれど、「悪魔」って言えば大げさに聞こえるけど、要はキリスト教の神様以外の他の神様はみんな「悪魔」という考えですからね。
異端=悪魔です。というわけで大黒天とか地蔵菩薩とかも悪魔になるわけで・・・。
ですから、アフリカをルーツに持つ黒人たちの土俗的な信仰の上での「神」なんてものはみんな悪魔・・・という論調です。キリスト教ってかなり排他的ですね。
ブルースに「死」というテーマは非常に多い。サンハウスも例外ではない。デスレターで解説。チューニングはオープンG。
そういう意味でブルースには、「死」とか「墓」が結構出て来るんですよ。
はい、それだけ「死生観」とか「宗教」に密接に関わった音楽なんですね。魂の…ソウルの叫びですからねーブルースって…。
では早速行ってみましょうか!
はい!デルタブルースの最右翼!!サンハウス御仁です!
かのロバートジョンソンよりも年上です。
ロバートジョンソンが若かりし頃、憧れていた先輩がサンハウスです。
叩きつけるようなカッティング。木製のギターではすぐボロボロになってしまうという理由で金属製のリゾネーターギターを使っておられるそうです。
関連記事:伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンは何がすごいのか?大阪のブルースマンが書きます。
サンハウスの一番有名な曲といえばこの曲デスレター!!
フロントマン、ジャック・ホワイト率いるWhite Stripesもカバーしてましたよね。めっちゃかっこいいですよ。
両者チューニングは泣く子も黙る伝統のオープンGチューニングです。では2人バンド、ホワイトストライプスも聴き比べにどうぞ。
私、今オープンGだなんて得意げに申しましたけれど、私がそのチューニング使いだしてまだ三年経ってません多分。
なんかチューニングを変えるのがすごく億劫で億劫で・・・。すごい怠惰ですよね。本当に・・・。でもやりだしたらすごいハマりました。
オープンチューニングはやり始めるまでに35年かかった。
チューニングを変えるなんてマジで面倒臭くてできない。
そういうダメな感じの脳みそなんですよねもともと。なるべくオリジナルで残したいっていう脳。
レギュラーチューニングだって別にオリジナルでもなんでもないのに。
— ダリーブルース@41歳転職活動 (@DallyUmemo) April 29, 2019
オープンチューニングを最初始めたのはオープンDからなんですけどね…。
GやらDやら何だか意味がわからねえよ、ふざけんなという方は下記のオープンチューニング説明記事をご覧ください。
初心者向けオープンチューニングの基本。デルタブルースギター弾き語りには必須。オープンGとオープンDの2種類のやり方解説。
普通のチューニングで音出しても全く感じが出ないのがミソですな!そしてオープンGは 五弦がルート音となり、開放弦で鳴らすとそのままGのコードが鳴ります。
一方オープンDは6弦がルート音。開放弦でじゃらーんとするとDのコードが鳴ります。
話が戻りますが、最初に紹介したサンハウスの動画を見て下さい!!
最初左側に座っているうなだれたような後姿の男はいったいだれなんでしょうか?
最初、右側のサンハウスが鏡に映ったサンハウスで実体は左なのかなとも思ったのですが、なんか左側、全然動いていないように見えませんか?見えますよね?なんか怖い!!って正直思いますね!!ウーン、ブルースミステリー!!
ま、歌の内容は結構、というかかなりストレートです。
好きだった女が無くなった知らせを受けて(当然当時の事ですから「手紙」です) 嘆き悲しむという内容です。
問題はその嘆き方。かなり熱がこもっています。魂の青い炎が見えるようです。
こういう内容、ジャズとかボサノバじゃ当然ムリですよね。こういう熱のこもってるところが私は好きなんですけど・・・みなさんはどうですか。
サンハウスってやはりかなり独特な感じがする。
preachingな感じが出ているのかな(牧師だったから)。全部出さないと気が済まない歌い方というか。
マイク通すことの少ない時代だったのもありますな。オープンGでしか弾かなかったのかな。
そこの知識が無いですね・・・https://t.co/FBxYz0Um4a— ダリーブルース@41歳転職活動 (@DallyUmemo) April 29, 2019
いくつかバージョンがあるみたいで一番長いのは歌詞が10番位まであったと思います笑。
ホワイトストライプスのバージョンでも歌詞はオリジナルから抜粋している形ですな。僕も歌詞をノートに書いて練習してますが…。中々覚えられない(泣)。
この後眠たいけれどなじみの居酒屋行こうと思っているハードなアホのダリーでした。
デルタブルース巨人の音源を探ってみてください。
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