ブルースギター弾く時はサムピックがオススメ!またはピック無し!

ブルースギターのピックに関しての真実

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どうも、ブルースマンです。

これからブルースギターを始めたい!またはブルースギターを弾きだしたけど、どうもカッコよくならない…と悩んでいる人向けに、今日はピックのお話をします。

結論から言いますと、「普通のピックは使うな、使うならサムピック!または何も使うな!」となります。

MEMO
ここで言う「ピック」とは、よくある三角型やティアドロップ型など、親指とひとさし指で挟んで使うものをさします。以降も「ピック」と出てきたらその事です。

実際、戦前のブルースマンの事を勉強してますと、ピック使ってる人はかなりの少数派。

まず、その「少数派=ピック派」から説明しますと、大物ではエリック・クラプトン、スティービー・レイ・ヴォーン、ロニー・ジョンソンくらいではないでしょうか。あっ…BBキングもピックだけど…。

エリック・クラプトンはアコギの時は指弾きが多いですが、大体ピック使ってます。エレキギター使用時は間違いなくピック使ってます。

スティービー・レイ・ヴォーンのようにバキバキに弾くためにはでピックがあった方がいいんでしょうね。速弾きも多いので必須なんでしょう。

ロニー・ジョンソンに関しては、これはもう素晴らしいピッキングですね。芸風的にジャズの要素もある感じなのでピックあってもこの場合はサマになってますよね。最初に出てくるオッサンの話が長いですが、このオッサンも有名なブルースマンです(多分ハープの人です)。

でも、ブルースギターやるなら、やっぱサムピック使用か、ピック無しが楽しいし、かっこいい音も出るぞ(特にアコギ)。

最終的には好みの問題なんですけどね!でも、ぼくが今回言いたいのはこれです!!

特にアコースティックギターでブルースやる場合ははピック使わないでほしいですね。使っても「サムピック」までです。

「サムピックなんて知らないよ」という方は今すぐアマゾンで購入しましょう笑。名前の通り、親指にはめて使うものです。

なぜ、アコギのブルースにおいて、普通のピックを使ってはいけないのか。

理由は以下です。

  • フォークソングみたいな雰囲気になってダサい。
  • 街中とかでよくある若者の弾き語り感が出てダサい。
  • 「なんかコイツ、ヤバいギター弾きそう感」がでてこない。

はい。とにかくダサい。埋もれちゃうんですよねえ~ピック使うと・・・。

[voice icon=”https://dallyumemo.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_0248.jpg” name=”読者” type=”l big”]おい!でも、ピック使わないと、音大きくならないんだけど!![/voice]

こういう方のために「サムピック」はあるのです。そして音量は確保しながら、ひとさし指、中指はフリーで動かせるのがポイント。ギターのボディを叩くなど、戦前のラグブルースなんかには結構あるプレイができるのです。

ぼくの研究したところによると、伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンもサムピック使用してたみたいです。現存してる写真でも確認できますね。

関連:伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンは何がすごいのか?大阪のブルースマンが書きます。

確かにロバート・ジョンソンのあの野太いバッキングはサムピック無しではほぼ不可能。

そしてラグブルースの巨人、ブラインドボーイフラーも、使っていたはず。これは残っている音源を聞いたぼくの予測もまじってはいますが・・・。

ヘッド付近のフレットから外れた音域の「シャリンシャリン!」と言った音もブラインドボーイフラーの音からは聞こえてきます。これはサムピック使わないと出ない音ですね。

アコギのブルースにおいて、サムピックを使うメリット

理由は以下です。

  • ブルースマンな雰囲気が出る。
  • なんかうまく見える。
  • 手のひらを使ったプレイもできる(ギターのボディを叩く等、ラグブルースなんかに多い)。
  • 単純に弾いててピックよりも抜群に楽しい。

こんな感じでメリットしかないです。サムピックはエレキで使っても世界が広がって面白いですね。三大キングの一人、フレディ・キングはエレキでサムピックですね。

そして重要なのは「サムピック無し」でも練習しておくこと。万が一なくしたり、持ってくるの忘れても弾けるようになっとかないといけません。

「ピック無し」のブルースでの名人と言えばビッグ・ビル・ブルーンジー。幸運にも動画が現存してますのでどうぞ。この親指の動きはヤバい。太くしなやかなムチのようです。

おまけ。ビッグ・ビル・ブルーンジーは普通のピックも抜群にうまかった。それがよくわかる動画がこれ。

ジョン・ヘンリーという伝説的な鉄道工夫の歌ですね。

まとめ:ピックをいったん忘れて、生のブルースギターに目覚めよう。

はい。ピックが無い世界にみんなもおいで!!というわけです。

弾く方も楽しいし、見てる方も何となく楽しい。見ていて楽しいというのは重要です。

モダンなテイストも入れたブルースに根差した2人組バンド、BLACK KEYSも「ピック使わない派」です。

最後にぼくの場合ですが、音量を出したい時はサムピックを使用。音色重視の時はピック無し。といった感じ。繰り返しになりますが両方、対応できるようにしておきましょう。

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