今回はUNIQLOの隠れた名品である「ブロックテックモッズコート」について、年代別に2パターン、解説します。
この商品、2022年現在はユニクロのラインナップから外れています…。
普通のブロックテックパーカーUNIQLOの定番なので、年中売っているわけですが。
ブロックテックモッズコートは2シーズンくらい販売してみたんだけど、人気が今ひとつでなかったんだと思います。街中で見かけたことないですもんね・・・。モッズコート自体は地味に色んなメーカーが出してますからね・・・。
そんな「不人気→廃番」という悲しい運命を背負って退場してしまったブロックテックモッズですが、ぼくは大変気に入っております。だから今日はこの記事を書くことを決心したのです・・・。
「ブロックテックモッズコート」の優れた点、それは・・・。
「通勤時のレインコートとして優れまくっている」という点です(自転車通勤特に)・・・。
もう40歳にもなると片手で傘さして自転車乗るなんて危ないですからね(爆)。っていうか正確には交通規則違反でしたっけ汗。
いや、マジでユニクロのブロックテックの「雨を通さない力・防水力」はハンパないんですよ。これはブロックテック未経験者には言っておきたいです。
感覚としては「びしょ濡れ」なんですが、コートを脱いでみると中の服が全然濡れてないんです!この矛盾している感じがクセになります・・・。この機能はマジですごいです。
「じゃあ、現行のフツーのブロックテックでも雨ガッパになるじゃん」とか言われそうですが、その瞬間ぼくは素人認定させていただきますすんません爆。
現行のUNIQLOブロックテックパーカーと今回紹介するブロックテックモッズコートの最大の違い・・・それは「丈の長さ」です・・・ってそのまんまですけど爆・・・。
丈が長い分、ブロックテックモッズコートは太もも部分まで雨をガードしてくれます。
これはどういうことかと言いますと、自転車通勤の場合、軽い雨なら、カッパズボンが不要となるんです!
出先とか会社からの帰宅時に雨ガッパのズボン履くのってダルい作業じゃないですか。できれば履きたくないじゃないですか。そういう時にこのブロックテックモッズコートは非常に役立ってくれるのです。ってかつまり、非常に実用的ってこと。
そんなお気に入りだったモッズコート(2018年製)が、自転車のハンドルにポケットが引っかかりまして、無理に引っ張ったら見事に破れてしまいました(自分の性格上の問題もあるのですが)・・・。
いったん生地が裂けると割と弱い生地です。ってどの生地もそんなもんか(UNIQLO、全般的に穴あきとか裂けにちょっとだけ弱い説?)。
いてもたってもいられなくなり、メルカリで状態の良さそうなモッズコートを入手しました。廃番品のファッションアイテムを探す時にはメルカリ、マジで便利ですね・・・。
メルカリで買ったコートはぼくが持っていたコートの1年前のタイプの2017年製。
たった1年の差ですが、さすがのUNIQLO、色んなところがアップデート、リファインされてたんですよね。そこも発見でした。
ユニクロってそういう新旧のアップデート具合をあんまり説明しないので、そういう観点で書いた記事も少なそうと思い、今回記事にしました。
ではどうぞ。
【防水性能良好】UNIQLOのブロックテックモッズコートの新旧バージョン(2017年と2018年)のディテールの違いを解説。
上記、ぼくが愛用してきた2018年度版のブロックテックモッズコートです!とにかく防水性がすごくてお気に入りでした・・・が!!
ひょんなことからポケット付近に破れが(悲しい)!
いやさすがにこれはまずい。そして気に入っていただけにショック。
モッズコートならAmazonにもたくさん出てくるが、肝心の防水性能はほぼゼロと思われるものが多い・・・。
というわけで、メルカリで同じものを買おうとしたのですが、これもまたひょんなことから、着ていたもコートの1年前のものを入手(逆に同じものはありませんでしたぱっと見)。
てなわけで、まずは着ていた2018年度版ブロックテックモッズコートの詳細を。
UNIQLO2018秋冬のブロックテックモッズコートのディテールについて。
正面から
色は結構薄めです写真よりも。そしてシルエットはかなり2017年度版よりも現代にマッチしたシルエットです。逆にいうと、本家M51米軍コートからは離れてしまった感じ。
2018年度版背面
腰ベルト(腰ひも)はありますが背面中央下(フィッシュテールと言われる部分)からのひもは垂れ下がってません。本家M51コートは紐が垂れ下がります。2017年度版ブロックテックモッズコートはM51と同じく紐が垂れます。
このように腰上部をしばるひもが付いているのが特徴
2018年度版の襟タグ解説
はい、普通のUNIQLOラインです。ちなみに後述する2017年度版はユニクロユーのラインです。上記画像の通り、ブロックテック部分である内面の生地がボロボロと剥がれてくるのがつらいところです。これは経年劣化で仕方ないといったところ。
【重要】2018年度版ブロックテックモッズコートの原料配分は綿55%とポリエステル45%。防水性能は神であった。
これも後述しますが、2017年度版は綿100%なんですよね・・・。もちろん裏地はブロックテックな構造なんんですが。
はっきりいうと、雨で濡れてしまった時の乾くスピードは圧倒的にポリエステルが入っている分、2018年度版の勝利です。
でもまあ、仕方ないので綿100%の2017年度版をぼくは着るわけですが・・・。
まとめ:防水性能は抜群。そして乾くスピードも速かった2018年度版は神。
メルカリで今回購入した2017年度版のブロックテックモッズコートのディテール。
正面の全体像
カラーはかなり本家M51に近いんじゃないでしょうか。かなり無骨なミリタリーを感じるカラーとシルエットです。
本家と同じくヒモが正面下からと腰上部からも飛び出ている仕様です。
背面
最大の特徴はやはり下部スソのフィッシュテール部分から飛び出すヒモ。このヒモををしばるらしいんですが、縛り方がよくわかりません。その上に見えるふたつの金属ボタンの使い方も謎です・・・。
この辺りは米軍M51コートまんまのディテールかと思います。2017年度版はかなり本家通りの作りになっているということです。
2017年度版の襟タグ
ご覧の通りUNIQLO Uのラインですね。
2017年度版の生地原料配分。綿100%
使ってみた感じ、防水性能は2018年度版とさほど変わらないわけですが、綿100%だと速乾性に難ありです・・・。本家M51も綿なのでいっしょです。
そう考えると2018年度版は化学繊維を配合したシエラデザインのマウンテンパーカーと同じような原料配分ですね。
関連:【8年着用】SIERRA DESIGNSロクヨンマウンテンパーカーのサイズ感・機能&特徴を解説。身長179㎝付近なら日本サイズLでOK(USAサイズではM)。
さらに2018年度版と2017年度版のディテールを比較。
上記画像の通りですが、ファスナー形状が違います。左が2018年度版です。2017年度版は無骨ですね。色目は2017年度版(右)が好きですぼくは。2017年度版の色目はちょっといかつい印象ですね・・・。
袖口ボタンの大きさも違いあり。2017年度版の方が大きい。
だからなんなんだという感じですが、この辺りの話はミリタリーとか古いジーンズとか古着とかが好きな人はこだわりが多い部分かもです。ちなみに手前の袖口が2018年度版です。画像ではわかりにくいかもですが、2017年度版の方がかなり大きいです。
まとめ:モッズコートでなくてもいいからUNIQLOさん、ブロックテックのロングコートは発売してみるべきじゃないでしょうか汗。レインコートとして神なんですが。
いや、でもやっぱモッズコートで発売して欲しいんですけどね。もうやり切った感あるんですかね笑。
普通のステンカラーコートとかだとフードが付いてないから、レインコート扱いできないんですよね。だからやっぱモッズコートとしてブロックテックで発売して欲しい・・・。
はい、いかがだったでしょうか。誰得企画でしたが。ユニクロは説明しないけれど、年度によってかなりディテールが違うアイテムがあることがわかっていただけたかと思います。
現状、ブロックテックモッズコートはメルカリなどで買うしか道はありません。ぼくの感覚ではファッションアイテムの場合、ヤフオクよりもメルカリの方が出品数も豊富で値段も安い印象。漫画全巻とかなら断然ヤフオクが安い印象でおすすめなんですが。
というわけで今回は以上です。ありがとうございます。
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