【漫談】ナオユキさんのライブに行ってきた理由と感想。ソロトークで一番面白いのは誰なんやと疑問が湧いたので。

芸人、ナオユキのライブに行くべき理由を徹底解説。

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どうも、ブルースマンのダリーウメモです(@ DallyUmemo)。

2019年12月28日に吹田市の沖縄料理店ぬまやーでのナオユキさんのライブに行ってきました(以下、一般芸能人と同じように「ナオユキ」と表記する場合あり)。

 

 

普段お笑いのライブは全く行かないのですが、最近ふとした疑問が湧きましてはじめてナオユキライブに行ってきました。

「ナオユキ」って誰やねん!!

という人もいるかもしれません。

ぼくもナオユキ氏のことは全く知りませんでした。

 

 

で、ぼくが最近湧いたふとした疑問というのは

ダリー

ソロトークで一番面白いのって誰なん?

ということでした。

 

笑いのツボなんて人それぞれではありますが、笑わせるためには最低限のコード進行みたいなものがあるのではないかと。

で、そういう基本ができつつ、型は自由でソロで笑いが取れるのは一体誰なんだと。

そういう疑問が湧きました。

 

なぜこんな疑問が湧いたのかを最初にまとめておきます。

  • ダリー自身、YouTubeでトークを展開することが出てきたので「語り、べしゃくり」のみで笑いを取るということはどういうことなのか、「オモロイ、面白いトーク」とは何なのか…と疑問に思ったから。
  • コント形式や、大道芸、大道芸、下ネタ、紙芝居形式など、ソロでもいろんな笑いの方法があるが、「トーク」で面白い人は一体誰なのか?という疑問が湧いたから。
  • ある程度、有名人になるとその人の雰囲気だけで笑いの導火線はある程度点火されてる状態であると思った。いきなり登場して、そこで笑いが取れるような話芸とは一体どんなものなのかを知りたくなったので。

という感じです。

「大御所」みたいな芸人はすごいのはわかるけど、ある程度雰囲気勝ちの部分も出来上がってると思うんですよ。すでに場がぬくもってる状態からスタートいうか。

 

一介の浪人みたいな立ち位置からでもズブっと笑いを起こせる話芸って何やねんと。

 

難し腐ったことを言うてますが、とりあえず、年末だし笑いたかったという理由もあります。

そして、ぼくがYouTubeで喋る中でやはり低評価も多いので(爆)、トークスキルを勉強させて頂こうというのもあります。

↓どんどん「低評価」がこのようにつきます。助けて爆

 

ぼくがやってるのは笑いチャンネルではないのでそこまでのギンギラギンのお笑いパワーはいらないのですが、ある程度はやはり欲しいなと。やはり、ベースの部分だけでも面白さは欲しいなと(そんな簡単に笑いパワーは得られないのかもしれませんが)。

 

「解説動画」なんか見てる人は「笑い」なんて別にいらないと思うけど、まーなんか特徴って欲しいじゃないですか。

というわけでダラダラそういう動機もありつつですがナオユキさんライブレビューです。

【1人マイク芸人】ナオユキとは?ちゃんと面白いのか?笑いの特徴は?ライブに行ってきたぼくが徹底解説します。

焼き鳥が大好きな人

最初に言っておかないとマズいと思うので言いますが「ちゃんと面白い」のは間違いありません。ご安心ください爆。

ナオユキさんのプロフィールですが、ウィキペディアを見てねで終わりたいのですが、解説ちょっとだけします。

ナオユキプロフィール
  • 1966年生まれ。大阪市出身。
  • 松竹芸能所属。師匠は笑福亭鶴光氏。
  • 1990年お笑いコンビ「ダックスープ」を結成。現在はソロ活動がメイン。

超絶簡単ですがそういうことです。

で、感想ですがやはり「ライブに行け」ということになります爆。

テレビ、YouTubeでもいいんですが、今回はじめてわかったことですが、そういうのってもとった魚の魚拓の影みたいなもんで、表面上はなぞってますけど実像からは結構離れとるんやなとわかりました。

 

ライブ情報はフェイスブック、ツイッターなど。

フェイスブックが一番ライブ情報追いかけるならわかりやすいと思います。

すごいペースでライブ活動を続けておられ、その存在感はすごいものがあります。

 

ガンガンに前に出てくるタイプでは無いのか、ツイッターのプロフ画像も非常に渋いものになってます。

今の活動を地道に続けていこうという意志が伝わってきます。

ナオユキ 漫談の特徴:ライブ編

1つわかったことはテレビ放送での芸人さんの姿などあれはまさによそ行きの顔なんだなと。

テレビだけ見て「あいつは面白いおもんない」とか言うてもなんか意味ないなと。

そう感じました。

その理由はライブ前に収録された「笑点」に登場するナオユキ さんと実際のライブでのナオユキ さんはかなり違うからです。

 

ま、考えてみたらそりゃそうで、テレビではスポンサーもいるし、視聴者はどんな苦情言うてくるかわからんし、いらんことしたら二度と呼ばれないという非常に窮屈な環境での仕事なんですよね。

当然ですが、テレビのときは酒も入ってませんしね。

一方、ライブでは普通にチューハイ片手にトークが始まります。いやー最高ですねライブ。

ナオユキ はマーシャルのアンプにマイクを直で挿していた。カッコ良かった爆。

マーシャルのアンプ直結はギターウルフやアベフトシを彷彿とさせます。

「この人は音楽にも造詣が深いに違いない」と思わせる要素たっぷりです。

実際ナオユキさんは音楽家の人とも交流が深く、面白い余談をたくさんしてくださいました。

ナオユキが音楽業界の人からも尊敬を集める理由:非常に音楽的な笑いだから。笑いの横ノリちゃんとしてますか?

音楽ネタは無いのにも関わらず、ナオユキ のライブはまさに音楽ライブに近いものがありました。

 

そもそもギターアンプにマイク直結させてる時点でヤバいです。なんでゲインのツマミまであんねんと。ゲインしたらどんな声になるんやと。

 

 

ナオユキさんはチューハイ片手に漫談やってるせいもあるのか割と手の動きとかが多いです。

酔ってる人の独特の動きというか、「弧を描くような」モーションが多く、一瞬「酔拳?」みたいな感じです。

 

酔っ払いが大嫌いな人はダメかもしれませんが、別に酔っ払ってネタがワケわからんようになってるとかじゃないです。

自身の頭の中の引き出しを手も使ってまさぐりながら、「解=オチ」へと独特のスピードで進んで行きます。

そしてそのスピードは最速ではなく、「八の字を描くような」感じでグワングワンと回るようにオチへと導いて行きます(それが「グルーブ」を生むのです)。

 

ぼくはその手の動きを追いかけながら、「次はどこにオチが待ってるんや・・・?」となります。

※手の動きを追いかける=催眠術的な効果もあるんだと思います。

 

勘のいい人は気づいたかもしれませんが、この辺りがナオユキ トークが音楽的な理由です。

縦ノリだけの笑いなんて商業的でつまらないじゃないですか(ここ、読者大事なとこ火傷意味わかる人半分くらい)。

 

でも短い尺の中では縦ノリで乗り切っても人気者にはなれたりするわけですよ。ダンス芸とか。

 

じゃあ、30分、1時間と喋ってもそいつは変わらず面白いのか?というと違うと思います。

 

「長時間聴くに耐える笑い」というのは「横ノリ=グルーブ」も必要なんだとわかりました。

というわけで結論言うと、

ナオユキの真髄が4分の尺(放送時間)でわかるわけないやろ!!ライブ行ってこい!!

となります。

テレビでは「即物的な笑い」がメインになるじゃないですか。

じっくり笑えるモノなんてテレビでは出てきません。マクドナルドでおでん頼むようなもんですよ。

ナオユキ的笑いは大人の孤独を癒すブルース的な笑いである。

ギターのヘッドの写真

歳とるとテレビも面白く無くなってくるし、孤独感増してくるじゃないですか。

その理由を分析すると、「構造上、テレビが即物的な縦ノリコメディしか放送できなくなっているという事情」と「加齢による趣味嗜好の変化」がすれ違いになっている、アライアンスが取れなくなっている、チグハグになってきている、バランス悪くなってきている=だから「なんか最近おもんない」となる方式です。

 

「加齢による無常感」なんていうややこしいモノは、テレビやインターネットでは治せませんよ。

五感、生身、ぶつかり合い、そいういう「現場」じゃないと人間の「本能的な部分」は実は活動しないのではないでしょうか。

 

というわけで、ライブとテレビのナオユキは全然違うしテレビでは放送できない笑いの取り方がライブではメインになってくるのでそれがタマラナイ!スバラシイ!

となります。ライブに行ってください。一回しかいってないのに偉そうな事言ってすみません。

呪術的グルーブは1分とかでは生まれない。そこもまたナオユキさんがブルースとリンクするところである。

ミシシッピ・フレッド・マクダウェルのオープンEの呪術的グルーブのブルースに通じるものがありますな。

関連:Mississippi Fred McdoWell(ミシシッピフレッドマクダウェル)というブルースマンが激ヤバイ件

 

どんどん「上掛け」していくというかじっくり煮詰めていくというか・・・。こ、これがライブというやつなんや・・・。

何回も言いますが「笑いのグルーブ」はテレビでは見えません!発生しません!ライブに行ってください。

「大丈夫」と「ヤバい」と「もしかしてアカン…?」を自在にトークの中で移動するナオユキは独特の快感がある。このゆりかごに身を任せてみるがいいさ(爆)。

快感を感じている人

「あっ、この人アカン!マジで酔ってる!」と一瞬思っても全然大丈夫。でも次の瞬間、「このおっさんヤバいな〜」とニヤついて見てしまう。

皆さん、これがプロですよ。

そもそも笑いの解説なんて元来野暮です。ライブへ行け!

余談:ナオユキさんはアメリカンなビンテージファッションに造詣が深い(多分)。そしてぼくも割と造詣が深い(爆)。

ぬまやーライブの後になんと「打ち上げ」があり、ほとんどのお客さんがその後打ち上げに。

 

ぬまやーさんでお金を落としたかったのですが、やはりその混み具合と、

「知り合いいないのにどんな顔でこの場におったらええんやろか?ほぼみんな知り合いと来とるし」となり、ぼくは帰ることにしました。

 

 

帰り際、店員さんのはからいにより、ナオユキ氏と話すことができました。コミュ障のぼくに場を設けてくれる店員さんがすごいと思いました。お金落とさずに帰るぼくに・・・。

沖縄の人はいい人やな・・・(沖縄の人か知らんけど)。ありがとうございます・・・。

というわけでライブに行きましょう。

ツイッターにわざわざ返信が。感謝です。

 

まとめ:ナオユキのライブへ行け。

ライブに客が殺到する状況はナオユキさん自身望んではいないと思われます。

独特のペースで活動されている方です。

コソッと見に行きましょう。

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