今回は雑談です。
個人的な感想だが「我々はクリエイティブ集団です」みたいな企業アピールをみると「果たして本当か」と高確率で疑ってしまう。
それが儲かってなさそうな企業、年商10億円も行っていない企業だとますますその思いが強くなる。
「クリエイティブ企業で給料安いってどういうことなんだろう?」とか考えてしまう。ダメな思考のような気もするが。
まして給料自体安そうで社員が抑圧されてそうな雰囲気がにじむ企業の一体どこがクリエイティブなのだろうか。
そんなことをふと思ったりする。
この記事の要旨をまとめてみると、
儲かっていない企業にクリエイティブは無理。まして給料安い中小企業はクリエイティブの素地無し。
中小企業は編集能力を前面に出した方がいい。
一方、大企業の方がクリエイティブはやはり有利。だが大企業のクリエイティビティも別にそんなにすごくないパターンが多い。
というか真のクリエイティブな所業って到底ビジネス、現金化からの距離が遠いのでやっても共感されないし損益分岐点にのらない。
つまりやっても儲からない。
「クリエイティブな中小企業」なんてありえない。大企業の真似事で必死だから。そして大企業のクリエイティビティも大したことはない。クリエイティブ過ぎるとビジネスにならなくなる。
「何がクリエイティブか」は置いておきますが(そこが重要な気もするが)、ある程度ウケるデザインやパターンなんてものは大手企業が率先して作るじゃないですか(もしかして下請けの中小企業に作らせてるのかもしれませんが爆)。
大手企業の方が給料も高いはずだし人員も多いので社員も余裕を持って仕事できるから余計に「いい」とされるものが生まれてくると思うんです。
中小企業ってカネも人も少ない分余裕の無い仕事しかできないじゃないですか。
中小企業は大企業の後追いしているだけなんですがそれはそれで正解なんですよ。なぜならそれの方が給料安いながらもビジネスにはなりますからね。
ただ「とがったもの」って往々にして「アート」にはなっても儲からないじゃないですか。
「とがったデザインと現金化の速度」の高い妥協点を作るのがクリエイティブワークだと思うのですが、そんなん普通の中小企業勤めの人間にできますか?という話です。
それだけ能力あるなら中小企業で働くだけじゃなくて大企業に転職してより高い給料もらうとか、個人で仕事取ってきて稼ぐ・・・とかもやってほしいなと思います。
中小企業ができるのはクリエイティブワークではなくデザインやアイデアの「編集」。
「クリエイティブな作業、できるにはできる」って人もいると思いますがそれって「よくある見知ったデザイン」の横流しであってどちらかというと「編集能力」ですよね。
クライアントも消費者も「どこか見知ったもの」に非常に安心感を覚えるのでそれはそれでいいんですが。
だったら「クリエイティブ」を前面に出すより「どっかで見たことあるような感じですけど売れやすいデザインが得意です」といった方が仕事頼む方も話が早い感じですよね。芸術品求めてるわけじゃないし芸術品ってビジネスにならないし。
何が言いたいかというと「クリエイティブクリエイティブうるさいねん中小企業のお前にはムリやねん」ってことなんです。
もう一つ言うと「本当はクリエイティブな仕事なんて実はできないんだけど・・・とか思ってるやろ?」ということです。
できるのは「現状受け入れられているデザイン、アイデアの横流し編集作業」じゃないですか?
中小企業をバカにしてるわけではありません。ぼくも中小企業で働いています。そして横流し編集作業でもいいんですよ。
ただ「クリエイティブとかいう言葉で差別化しようとする姿勢やめてみませんか?」ってふと思ったのでこの記事を書きました。
- あまり誰も見たことの無い原型のクリエイティブはお金儲けからほど遠い。でもそれは割と尊いしバカにしてはいけない。
- 結局ビジネスの線に乗るのは「うまく編集したもの」であってクリエイティブとはちょっと違う。「今あるものをいい感じに編集する作業」の方が近い。
- 撒き餌的にクリエイティブを前面に出す中小企業が気に入らない爆
てな感じでしょうか。
突っ走ったクリエイティブは「個人の領域」だとも感じています。制約のある中小企業ができる主な仕事は編集。とびぬけた面白さを中小企業に期待してもムダじゃない?
というわけで今日は以上です。
余談)AirPodsが高いわ!って人向け製品。やっぱAnkerでしょ。5000円だし。
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