手元供養とは何か?お墓を買う前のモラトリアム期な感じですよね。

夕日の中瞑想するブッダ

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今日は身近な人の遺骨の供養についてザラッと語ります。ぼくは供養業界にいた経験があるんです。



手元供養が増える理由:お墓を買えるだけのまとまったお金、蓄えが出せない人が多くなってきたから。あとは、一つの場所に定住している人も減ってるからです。

はい。お墓のシステムってその土地に定住している…という前提の上に基本的には成り立っているものなんですね。

でも今の時代って東京とかの都会に働きに出てたりするのが当たり前で、生まれたその土地にずっと住んでる人って珍しい

加えて、第一次産業に親子で従事している人なんて日本ではマイノリティですので、オールドスクールな先祖崇拝ってのもどんどん廃れている。

そんで兄弟も少ないとなればもうお墓の存続なんてのは基本的には無理筋な時代なんですよね。

お墓を作る…以外の選択肢がバンバン増えている。

もうね。これっていい悪いの話じゃないんですよ。時代がどんどん変わってきてる。

そのスピードに人間の心が追いついていってない感じもある。親の骨をどうしていくのか。実はお墓以外の選択ってけっこうありまして。

①今注目されている樹木葬、いわゆる合同葬に遺骨を放り込む。

②とりあえず今のところ骨は自宅で保管。いわゆる保留

③永代供養の施設に遺骨を預ける。

④お寺の運営する納骨堂に骨を預ける。

⑤散骨する。また宇宙葬など空に舞いあげてしまう。

実はお墓以外の選択肢って色々ありますね。



結論:遺骨の扱いに実は正解なんてないと思う。業界は教えてくれないけど。




日本人って骨にかなり執着しますよね。これって世界的にみればかなり珍しい部類になるようです。

大昔のインド。お釈迦様の遺骨ってのは「仏舎利」(ぶっしゃり)なんて言われてとても大切にされました。弟子の間でみんなでその骨を分けてそれぞれ供養して塔を立てたらしい。この名残が日本の塔婆に残ってますな。

一方この日本ではなんでこんなに故人の骨を大事にするのだろう?明確な答えはわからんですけれど結構仏教の原始的な風習を受け継いでいる土地柄なのかな?

骨に何となく愛着あるってどうだろう何となくですけれどいわゆる「大陸的」な考え方というよりどちらかというと海洋民族、島国民族的な考え方なのかなあって感覚的には思いますね。

そんな国で生まれてるのに骨を物理的に大事にできない環境に日本はなってきたんですね。

ぼく個人の感覚でいえば骨ってのはもうその故人を構成していたものの一つなだけであって、終生大事にするものでもない気がしますね。

ゴミと一緒に捨てていいとはさすがに言いませんけれど。

実際江戸時代に生きた人の骨なんてほとんんど残っていないでしょ。適当な所で土にかえすしかないんですね。

骨を温存しようって自然界からすればぜいたくな考えなんでしょうね。親戚筋がうるさい…なんていう環境なんだったらそれは尊重しなければならんし難しいですな。

ま、骨が生きている人間まで束縛するようなことであればそれって何か違うなあとは感じます。

遺骨の扱いについて。西日本と東日本の違い。骨壷の大きさが全然違います。

知っている人少ないとは思いますが西日本と東日本では骨壺の大きさが全然違うんですね。

東日本(どこから東日本かは正確には不明ですが)では火葬した遺骨ってほとんど全部骨壺におさめるんですよね。

一方西日本では一部だけ小さ目の骨壺にいれて あとは火葬場に置いてくるんです。だから骨壺の大きさも変わってくる。 東日本の方が骨を大事にするって事なのかな?

 

考え方をライトにして、とりあえず遺骨をそばへ置いておきたい人向けの商品も今は普通にあります。

遺骨の扱いに関して、考えれば頭がパンクしそうな人も多いと思います。こんな可愛いデザインの分骨タイプの小さな骨壷もあるので色々調べてみてはいかがでしょうか。

威圧感はほとんどないデザインに仕上がってます。 お墓は諸事情で持てないけれど、お骨は大事にしたい。そういうニーズにかなった商品ですよね。

ちなみにお骨はほんの少しだけしか入りませんよ。手のひらに乗るくらいのサイズですからね。

 

 

遺骨の扱いに関して…。「火葬」の果たした役割はデカいのかもしれない。

大正時代以前ってほとんど土葬だったと思うんです。

骨の扱いがデリケートになりだしたのは戦後火葬が主流になりだしてからなのかもしれません。

まとめ:日本人、遺骨は大事なものとは感じているのですが、従来の方法ではお金の余裕も、心の余裕も無くなっているのが現状です。

よく聞く話ですが電車の忘れモノで「遺骨」ってのが増えているようです。世も末な話ですがワザと忘れていく人がいるのが現実です。

「道徳の荒廃」嘆くのか「そうなるよな」ど同調するのか…。あなたはどちらですか?

どっちにしろ遺骨の負担って生きている残された人間にかかってきますよね。あの世に行く前に自分の遺骨の扱いについて、子供さんに説明しといたほうがいいでしょうね。

迷惑をかけたくないという考えがそもそも間違ってるし寒い



じゃお墓の歌行きましょうか(唐突)。↓

Lyrics

Well, there’s one kind-a favor I’ll ask of you
Well, there’s one kind-a favor I’ll ask of you
There’s just one kind favor I’ll ask of you
You can see that my grave is kept clean

And there’s two white horses following me
And there’s two white horses following me
I got two white horses following me
Waiting on my burying ground

Did you ever hear that coughin’ sound?
Did you ever hear that coughin’ sound?
Did you ever hear that coughin’ sound?
Means another poor boy is underground

Did you ever hear them church bells tone?
Have you ever hear that church bells tone?
Did you ever hear them church bells tone?
Means another poor boy is dead and gone

And my heart stopped beating and my hands turned cold
And my heart stopped beating and my hands turned cold
And my heart stopped beating and my hands turned cold
Now I believe what the Bible told

There’s just one last favor I’ll ask of you
And there’s one last favor I’ll ask of you
There’s just one last favor I’ll ask of you
See that my grave is kept clean

引用:グーグルプレイミュージック