どうも、スケボー芸人のダリーです。
38歳からスケボーを始めたぼくですが、今回はスケボー初心者向けのトリック、ショービット(shove-it)を解説します。
ちなみにぼくはこのショービットを100回ほど練習しましたが成功(メイクと言う)したのは2回ほどです。
結論:初心者には「トリックの中では簡単」と言われるやはりなかなか難しいです
Shove itの意味は「shove=乱暴に押す」という意味の動詞+it で「ヤメロ、クソくらえ」的な意味となります。
というわけでスケボー初心者向けショービット解説です。
オーリーを練習する前に覚えたいスケボー技のShove-it!初心者目線でコツなどを解説する。
ショービットは自分の体勢はそのままに、板を180°回転させるトリックです。
方法を簡単に説明するとテール側の足(後ろ足)でデッキの端をしゃくり上げるイメージです。
詳しくはこちらのブログに詳しい。
かなり初歩的なトリックながら、動画を見るとかなりカッコいい。是非ともマスターしたいものだね。
余談だが、ぼくは「180°回転する!」のところだけを覚えており、情報を精査せずに、後輪を軸にして板と体を両方180°回転させたりしていた(後にわかるのだがこれはエンドオーバーというトリックだ)。
実はそれは大間違いであり、実際2回すごい勢いでこけた。
正しい情報は以下だ。ろくに調べもせずに実践してしまいひどい目にあった。
前輪側を軸にして180度回転するトリックなら「エンドオーバー」というのがある。後ろ足(テール側の足)でターンは普通は無理でコケる。やるなら、前足を軸にしてが正解・・・。と思っていたが、後ろ足を軸に回転するエンドオーバーも余裕であることが判明した。そして練習を重ねるとコケなくなってくるので練習しよう(笑)。
エンドオーバーのやり方はこの動画の5番目に出てきます。
サポーターを買ってみたところ、すごい安心感があったので初心者にはおすすめしたい。
ちなみに膝サポーター無しに「ノーコンプライ」というトリックを練習すると死亡します。最初は膝にモロにスケボー板がぶつかるからです…。
で、ショービットに話を戻すと「180°回転するのは板のみ」である。体はそのままだ。
文字で書くと簡単そうに見えるが実際やってみるとやはり難しかった爆。
体感値としては「オーリーの難易度が10としたら、ショービットは7レベル」。
結構「難しい」のである・・・。
以下、ショービットが割と難しい理由である。
- 実は板を横に蹴るだけでは180°も回転しない。
- 板を横に蹴る前に一瞬テールを踏み込み、後輪のみのウィリー状態(一瞬)にしないといけない
- 回転軸を自分の体の中心にしないと板が全然違う方向に飛んでいく。
- とにかく自分の真下で板を回転させるのが難しい。
- 後輪のみのウィリー状態にして板を横に蹴るのが難しい。
こんな感じである。
このショービット、よくオーリーの前に覚えるトリックなどと言われるらしいが、「テールを蹴って(蹴るまでは行かないかもしれないが力をかけるのに変わりはない)ウィリー状態になる」という点では実はオーリーと同じなのである。
というわけでオーリーも一緒に練習してもいいかもしれない。
というかほとんどのスケボー初心者はまずはオーリーがやりたいばっかりにオーリーの練習をしてしまっていることだろう。
それほどオーリーは神聖であこがれでもある。
関連 【スケボー】オーリーって難しい?オーリーできない初心者がオーリーのコツを解説する。
ショービットのコツと練習方法
まずは数をこなすこと。
滑りながらだと時間がかかるのでまずぼくの場合は止まった状態で練習している。
スタンス(立つ位置)は後ろ足は例によってテール側。横に蹴りやすいようにつま先は板から出しておく。
先ほどのNOLLIE SKATEBOARDINGによると前足(ノーズ側)はデッキ板のボルト周辺になっているがワシの場合、それではすごくやりにくかった。
本当はいけないのかもしれないが前足は板の中央付近にしている(この辺りはお好みでOK)。まさにオーリーの立ち位置だ。
ちなみに本当にオーリーしつつショービットをかますと、「ポップショービット」というハイレベルな違う技となってしまう。スケボーは深淵である。
かなり練習してわかったショービットのコツを追記しておく(重要)。
- テール側の蹴る足のつま先側に体重をかけておく。すなわち、ちょっと前傾姿勢。かかと側に体重はかけない。スケボーではどこに体重がかかっているかがとても重要。足の親指に力を入れてしゃくり上げるように蹴ること。蹴る際は「ハ」の字の右側のように中心から外向きに蹴ることを意識。外側から内側に向かって蹴ってしまうと板が横に飛んでしまい、着地ができない。ぼくは長い間板が横に飛んでしまい悩んでいたがこれ、めっちゃ重要です。
- 自分の真下で板を回転させることに集中。着地は左足ということも意識する。あと過度にジャンプしないこと。実はほとんど飛ばないくらいでもいいことを知ること。「地を回転するように」板を回すことを意識。
デッキ板を横に蹴るだけだとダメ。ノーズを浮かせつつ(後輪で一瞬ウィリーしつつ)板の横を蹴らないとダメなのでそこが難しいのよショービット。
実は一瞬、板をウィリーさせないとうまく回らない。
ウィリーさせないとどうなるか。
板が地面をこすり、「ガーッ!」という抵抗があるので回っても120°くらいで止まる。しかも板が回りつつ自分の前足側に飛んでいってしまうことが多い。
板が飛んでいく原因のほとんどは
- 回転の軸の中心が自分の体の中心からずれている。
- ウィリーができていない(この動作をマニュアルとも言う)
である・・・。
というわけでショービット、簡単そうに見えるがかなり難しい。「ウィリーさせながら回す」という2つの動作を同時にしないといけないのが難しいのだ。
そして、そのウィリーも浮かせすぎは禁物。右足(軸足)への体重移動で一瞬浮かせる感じにすること。
まさに「練習あるのみ」だが、上記の「回転の中心は自分の真下」と「ノーズを浮かせつつ、一瞬少しだけウィリーしつつデッキを「ハの字右側」に蹴れているか」を意識して練習してほしい。
この練習をやってると割とスケボー練習してるっぽくなってくるのでそこは何となく嬉しい。
まとめ:Shove-it(ショービット)はオーリーレベルでスケボーの登竜門かもしれない。できると楽しいだろうな…
というわけである。
後輪のみのウィリーが一瞬でも初心者には十分恐い。それと同時に板を横に蹴る動作が入る。難しい。
ぼくはガムシャラに練習してしまうタイプだが、少し動画で研究するなどしてマイペースでやるのもいいかもしれない。
しかしやはり体に覚えさせるのが一番であることに変わりはない。
マイペースに頑張りましょう。
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