雇用政策=失業の抑制だけの日本では決して給料は上がらず、経済は浮上しない。

ダリーブルースの描いた絵

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いわゆる「ホワイトカラー」の職業人口は平成16年のデータでは2954万人いるらしいが、2021年でもだいたい2400万人くらいいるのではないか、と思う。

そして、この2400万人のうち、500万人くらいは「社内失業」の状態であるとぼくは思っている。

「社内失業」とは一体どういう状態だろうか。

  • その人の給料に対してそんなに仕事が無い。
  • いつリストラにあってもおかしくない人。
  • ある意味、楽な状態ではあるが、やりがいゼロ。スキルもたまらない。

こういった人たちのことであろう。

 

そのまま定年まで逃げ切れる人はよいのだが、現在30代、40代の会社員はあと20年以上もその状態をキープできるだろうか?

「社内失業の状態になっている能力のない社員が悪い」とも言えるが果たしてそうなのだろうか・・・。

 

IT化、DXとは「省人化」に他ならないわけで、人が余ってくるのは当然の帰結だ。

そして、人が余った場合に、別の部署、受け皿があるかというと、無いのが多くの日本企業の現状。

とくに40代以降のベテラン社員の行き場所がまるでない。

 

社内失業ぎみであっても、その状態からあがいてみたり、勉強の時間を取ってみたり、転職活動に挑戦する人は10%以下だと思う。

こんな状態ではイノベーションなど生まれるはずも無いのだが、失業率を何とか抑えたい政府にとっては好都合な状況であるのも事実。

 

しかし、こんなことが今後10年、20年と続く余力が果たして企業に残っているのかは疑問である。

政府は雇用政策の下支えをほぼ全て、企業個々の問題として丸投げしているのである。

 

こんなことでいいはずはないのだが、官僚も人の子なので、自分たちの世代が逃げ切ることしか考えていないのは自明。

結局は、「雇用できない企業が悪い」ということになりやすい。

誰一人として、日本の将来の事など考えていないのが今の日本。

正直に言うと社内失業状態をキープ、そのまま生きながらえようとする人の気持ちもわかるのだが、「罪は重い」と言わざるを得ない。

個人の判断の集合体が今の日本の停滞である。

停滞を生んでいるのは「正解とされている判断の積み重ね」に起因しているのだ。

自分の子供だけは…と「良い学歴」を身に付けさせようとする日本人

話がそれているようだが、よい学歴を持って一体どこに就職する気なんでしょうか?そこにあなたの席はありますか?

「自分の一族だけ良ければそれでよい」という考えで、個人の場合はOKなのだが…国家レベルでもそんな考えがまん延していると思う。

まあ、何せ、都合が良い、ムシがいい、ご都合主義の集合体みたいな国になってしまった。

まとめ:行動を起こせ。

仕事が無いならそこをどけ(笑い)。どかないなら、何か学べ(笑い)。

まあ、そのポジションをどけば、また新しい人が取って代わるだけなのかもしれないが・・・。そして転職先も本当に無いですよ40歳以降は笑。

 

しかし、これほどまでに就業における年齢差別が横行してもいいのかと思う。もう2021年ですよ?この話はまた別記事で書かなければならない。

 

40歳になって本当に思うのだが、「スキルがたまっていかない時間」がこれほど恐ろしいものだとは今まで正直、気付かなかった。時すでにお寿司(爆)である…。

しかし意欲のある中高年を「時すでに遅し」で片づけているこの構造は大問題であると思う。

というわけで、若い人、働きながらでもAIなり、プログラミングなり、学んだ方が絶対に良い。

30代なら転職がいいと思う。

40代は一体、どうすればいいのか・・・は正直、ぼく自身にも今、よくわからない爆

 

というわけで今回は以上です。

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