どうもブルースマンのダリーウメモです。
ぼくのブログ、130記事を超えているのですがブルースの記事ってカテゴリー検索してもなんと、5件くらいしか出てきません。
あっこりゃいかんなあ・・・ということで久しぶりにブルースの魅力をぼくの切り口で語りましょう。
ダリーって誰なんだ?の方はこちらをどうぞ
ダリー・ウメモって誰なの?簡単に名前の由来から再度説明します
過去に書いた唯一と言っていい?ブルースを真面目に語る記事はこちらです。

関連:ブルースギター初心者向け!:オープンチューニングこれだけ知っておこう3選!
生きて死ぬ。当たり前のことをたまには見つめよう。その①&偉大なブルースマン、サン・ハウス
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ブルースは根太い音楽だ。始まりは暗く重く、しかしブルースは同時に「不遜な」明るさをたたえた悲喜こもごも、要は人間の感情がごった煮となった音楽だ。そしてそれは生きる姿勢と密接にリンクしている。
はい。生きる姿勢ということですが、まずよく対比されるのがレゲエとブルースの違い。
どちらも黒人ルーツの音楽、ということでは同じですが人生に対する態度、姿勢がレゲエとブルースでは全然ちがいます。
人生に対峙する時のレゲエの態度
ま、わかりやすく言うと
ダリー
みたいな感じです。レゲエ、全然詳しくないのですがそう言うことなんです爆。
要は「俺たちの居場所はここじゃない。楽園に帰ろうよ」みたいな感じですね。
はい。レゲエ、正直苦手なジャンルだったのですがいい感じですね(´∀`)。
変にクソマジメなぼくみたいな日本人にはフィーリングが中々あって来ない音楽形態なんでしょうね。
でもこの年齢、37歳になると徐々に響いてきますね。いい加減のフィーリングがわかってくるのかな。
この先何も確約されたものなんてないですからね。と言うか、人間、将来なんて全くわからないわけですね。
わかったようなフリしてるだけですよ。偉い人含めてね。
そういうことがわかってくる年齢になり、そしてその「わからない」という状態に「怒り」も覚えなくなった頃、レゲエ苦手だった人にもレゲエは響いてくるのだと思います。
走り気味ですがレゲエってそんな感じです。夏に聞きたくなってきましたね!
で、一方ブルースは…
人生に対峙する時、ブルースの態度
ブルース聴いてて思うのですがブルースに多いのは「現状認識の羅列がダラダラと続く、自分を突き放したように見つめた態度」がかなり多いということです。
ま、例が広範になるので言及は全部はできないですが…。
はい。2番目の動画、ブラインド・レモン・ジェファーソンの歌の内容なんて自分が死んだ状態を歌ってる歌ですからね。能か!とツッコミたくなりますよね。
でもそういうのブルースってとにかく多いんですよ。この場合は「自分を突き放しすぎて幽体離脱までしちゃった系、自分の死後のことまで飛んじゃった系」です。
人生に対する姿勢まとめ:レゲエとブルース
まとめるとさっきのレゲエってのは要は「俺たちの故郷、アフリカに帰ろうよ!」ってことです。
で、ブルースの態度はどうか? 「俺たちの故郷なんてないんだ…。ここで(主にアメリカw)暮らして行くしかないんだ…!」ということなんですよ。諦めといえば諦めですがこれは「宣誓」でもあるんです。わかりますかね?
ダリー
って思われる方も多いことでしょう。でも出発点はそこ、暗かったりほの暗かったりする心の憂鬱が出発点ですよ。それがブルース(憂鬱な事柄)ですからね。
まあ、「そうだよ!ブルースは暗いんだよ!図星だよぅ!」ってことです。
でも重要なこと言いますけど飾りの無い、現状の悲惨な状況の説明無しに果たして真実なんて語れるのかな?ってことなんですよ。
「明るい!楽しく行こうぜ!」だけじゃ軽い。嘘っぽい。それは人生じゃない。ただの現実逃避です。
ブルースの場合は「辛い!とてもつらいわ今! でもまあなんとか明るく希望は捨てずに生きたい…。きっとこれから先、良いことものあるはずだ…!今だけでも楽しく歌おう…。いや楽しく聞こえないかもしれないが歌わせてくれ…俺のブルース(心の内側)を…」です。
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