※今回はBCPに関してぼく個人の意見と駄文です。BCPのことを10分ほど知ってから書いた内容です。
「BCPをぱっと見勉強して思ったこと」と思ってください。
BCP(事業継続計画)って皆さんは聞いたことありますか?
カオナビというサイトから引用しますと
BCPとは、自然災害や事件、テロといった緊急事態が起きた際、事業資産への被害を最小限に食い止め、中核事業を継続させていち早く事業全体を復旧させるために、平常時や緊急時におけるさまざまな対策や方法をまとめた計画のこと。BYカオナビ
まだまだ広まっていない考え方であり中小企業には特に広まっていません。
帝国データバンクが2020年5月に調査したところでは策定している企業は調査した企業の16.6%にとどまっているそうです。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p200606.html
で、そのBCPですが、「法律で策定が決められているのか」というと2020年段階では決められてません。あくまで「努力義務」。
もちろん、BCP策定が努力義務なのですから、その公開が義務なわけないのは明白ですよね。
参考「備える.jp」
https://sonaeru.jp/bcp/basis/intro/c-14/
最初にぼくがBCPについて思ったことを書いておきます。
- 誰が策定すればいいのかがわからない。中小企業にそんなリソース無いよね?
- 作るのが面倒臭いし勉強が必要だし費用がかかる(特に外部委託した場合)。
- 取引先企業にBCPを公開した場合、天変地異とかで納品が遅れた時とかはどうするのか。
- ていうか、BCPの公開を求めてくる企業って何なのか。御社はちゃんと策定しているのか。
- BCP公開すると、対応できなかった時に揚げ足を取られて責められる可能性が否定できない。
- 天変地異とかの対策も「自分で考えろ。しかも中途半端はダメ」って一体どういうことなの?って思う。
- できることだけしかBCPに書いてないとなぜか漂う「怒られる」感。いや、できることしかできないのは当たり前だろ。
- 平時に置いてBCPはハッキリ言ってムダ。ムダなことって普段企業やってないので抵抗感あり。
- 「おたくの企業はBCP策定してないの?」というBCPマウンティングが今後起きそう。
- BCPが履行できなかった時の罰則を与えてくる企業がありそうでなんかダルそう。
- 大災害、テロ、緊急事態に全て対応できる体制づくりなんてそもそも一企業でできるの?
- 今後、大手がBCP策定して(豊富な資金があるためできる)、中小企業にもそれを押し付けてくる流れが増えそう。
- 結局、政府がテロや大災害は「お前らで対処しろ」って言ってる感(被害妄想すぎ?)。
BCPは誰が作るのか?経営者が作るものらしいことがわかった。
経済産業省中小企業庁が作った資料が出てきた。
https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/download/level_d/bcpent_01.pdf
この資料を引用してみる。「BCPを作る意味合い」についてである。
BCP は、単に知識として習得するものではなく、事業の継続を図るため、日頃の企業活動 のなかで、リスク管理経営の一環として、実践し、改良を図るものです。 したがって、BCP は、標準的なマニュアルどおりの計画を策定すれば良いというものでは なく、各社の実態にあわせ実践的な内容に工夫する必要があります。すなわち、業種・規模 に関わらず、それぞれの事業実態に合わせたオリジナルな事業継続計画を、経営者自らが率 先し、従業員等と一丸となって検討・策定し、実践することが肝要です。 BCP の検討・策定による効果は、大規模災害等の緊急時においては、企業の危機管理能力 を高め、事業活動の継続・早期復旧等により、取引先への製品・サービス等の供給責任を果 たすことで、顧客の維持・獲得、企業信用の向上が期待されます。中小企業BCP策定運用方針より
ぼくの場合、BCPについて担当者どうしで話し合っていたのだがどうやら策定は経営者が中心となってするみたいですね。
なぜBCPが必要となるのか?緊急時の倒産や事業縮小を避けるため。
こちらも引用しておきます。
BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことがきでなければ、特に中小企業は、経営基盤の脆弱なため、廃業に追い込まれるおそれがあります。また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況も考えられます†2。
緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります†3。こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることとなり、株主にとって企業価値の維持・向上につながるのです。引用;中小企業BCP策定方針
理屈はわかりますが何かBCP策定に至るには腰が重いというのがまず出てくるホンネですよね。
あんまりこういうこと言ってはいけないかもですが、ぼく自身は「従業員の命を守る」とか考えてる経営者をほとんど見たことが無いので実感が湧いてこないですね。
だって普段金儲けのことしか考えてないじゃないですか経営者って。それが当たり前なのですが。
それでもBCP策定状況を聞いてくる企業って何なのか今一つわからないな。
何なんでしょうね。
大災害で対応できなかった時、品切れ起こした時にに文句言ってきそう・・・としか思えないぼくは頭おかしいのですかね?
日本企業ってこういうの多くないですか?ぼくの被害妄想ですかね?
BCPって「事業継続と従業員を守ること」が重要であって。
「大災害で品切れした時に文句言うためのアイテム」にだけはならないでほしいんですが。
なんか言ってきそうな企業思い浮かびませんかね皆さんは笑?
BCP策定が「違う使われ方」をされてしまう流れ。どうか「脅迫道具」にされませんように。
以下、ぼくが「ありそうだな・・・」と思ったフローです。
- BCP策定状況を聞いてくる。
- 「作ってないです」と答えた場合、「作れ」と言われる。
- 作ったら「公表しろ」と言われる。
- 時には「ここが足りない」とか公表先から文句が入る(費用はもちろん出さないし、BCP策定は自社に任されてるものであって文句は言えないはずなんですが・・・)。
- BCP策定してても「想定どおりに事態は発生しない」と中小企業庁も言ってるのに対応できずに品切れした際のの「ダシ」、「脅迫道具」として使われる・・・。
日本の場合、「品切れ」に際しての罰則に関して個別に契約してる企業なんて少ないと思うんですが。
ただでさえ怒られるのにBCPまで振りかざしてさらに怒られる流れになりませんかね。
そんな企業が出てこないことを祈るくらいしかマジでぼくにはできませんが・・・。
「ぶっちゃけそういうメンタルの人、企業、日本に多くね?」って単純に思いますね。
大災害時の品切れについて契約するなら、不可抗力免責事項は入れておくべきらしいですね。
上記でも消化した「備える.jp」参考にしてください。
https://sonaeru.jp/bcp/basis/intro/c-14/
恐怖:「BCPがあれば被害が生じなかった可能性がある」と責められる可能性も?
上記の「備える.jp」を引用します・・・。
BCPが普及するほど、未策定の企業への風当たりは悪くなる
後述するISO23001(事業継続マネジメントシステム)の発行もあり、今後BCPを導入する企業はさらに増加すると考えられます。するとBCPがどんどん当たり前の存在になっていきますが、もしこのような状況でまだBCPを策定していない企業が被災して被害を出した場合、「BCPがきちんとあれば被害が生じなかった可能性がある」という具合に、BCP未策定企業に対する風当たりは強くなっていくと考えられるのです。備える.jpより
これって恐い。しかし策定すればいいのかと言われるとそうでもない。
BCPを策定してない企業が被災して被害を出した場合→上記のように責められます。
しかし!BCP策定していても、被災して被害を出した場合「BCPがあるのに対応できてない」とか言って責められるんでしょうね・・・。どっちも地獄でしたスミマセン。
まとめ:企業は災害に備える保守費用の負担増が求められている。これが時代の流れ。
企業が負担しないといけないから、「ヨシ!従業員の給料減額!」とかいう流れも来そうですよね。地獄。
BCPは経営者が中心となって考えないといけない・・・と言っても「お前考えといて」とか言われる社員もいるんでしょうね・・・。
ま、何でも逆手に取って悪用する奴っているじゃないですか。
そういう使い方だけは重々やめてほしいですね。わざと被害にあってるわけじゃないので。
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